正答3
解説
正解は3です。
血圧の変化を感知する動脈圧受容器(圧受容器)の存在部位を問う問題です。
動脈圧受容器は頸動脈洞と大動脈弓の2か所にあります。
【選択肢別解説】
1:× 椎骨動脈には動脈圧受容器はありません。
椎骨動脈は鎖骨下動脈から分かれ、脳幹や小脳に血液を送る血管です。
2:× 脳底動脈にも動脈圧受容器はありません。
脳底動脈は左右の椎骨動脈が合流してできる血管です。
3:○ 頸動脈洞は内頸動脈の起始部のふくらみで、動脈圧受容器があります。
情報は舌咽神経を通って延髄に伝わります。
4:× 腕頭動脈には動脈圧受容器はありません。
圧受容器があるのは近くの大動脈弓のほうです。
5:× 鎖骨下動脈には動脈圧受容器はありません。
上肢や頸部に血液を送る血管です。
【ポイント】
頸動脈洞の圧受容器は舌咽神経、大動脈弓の圧受容器は迷走神経を介して延髄の循環中枢に情報を送ります。
化学受容器である頸動脈小体・大動脈小体と混同しないようにしましょう。
【用語】
動脈圧受容器:血圧の変化を感知して延髄の循環中枢に伝え、血圧を一定に保つはたらきを担う受容器である。
頸動脈洞:内頸動脈の起始部にあるふくらみで、血圧の変化を感じ取る部位である。
脳底動脈:左右の椎骨動脈が合流してできる、脳幹や小脳に血液を送る血管である。