正答5
解説
正解は5です。
図はツチ骨を単独で描いたものです。
上方の丸く大きな部分が頭、その後面の楕円形の面(C)がキヌタ骨との関節面です。
くびれた部分(D)が頸で、そこから下方に細長く伸びる部分(E)がツチ骨柄です。
【選択肢別解説】
1:× Dはツチ骨頭の下のくびれた部分で、ツチ骨頸に当たります。
鼓膜に付着するのは柄であり、頸ではありません。
2:× Cは頭の後面にある楕円形の面で、キヌタ骨と関節をつくる関節面です。
鼓膜には接しません。
3:× Bはツチ骨頭の後上方の縁です。
鼓室上陥凹に位置し、鼓膜には接しません。
4:× Aはツチ骨頭の上端です。
頭は鼓膜より上の鼓室上陥凹にあり、鼓膜には接しません。
5:○ Eは下方に細長く伸びたツチ骨柄です。
柄は鼓膜の内側面に付着し、その先端が鼓膜の中央のくぼみ(鼓膜臍)に当たります。
【ポイント】
鼓膜の振動はツチ骨柄に伝わり、ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨の順に内耳へ送られます。
耳鏡検査で鼓膜越しに見える白い線状の構造が、ツチ骨柄の影(ツチ骨条)です。
【用語】
ツチ骨:中耳にある耳小骨の一つで、鼓膜に接して音の振動を内耳側に伝える骨である。
鼓膜:外耳と中耳の境にある薄い膜で、音を受けて振動する。
ツチ骨柄:ツチ骨の下方に細長く伸びた部分で、鼓膜の内側面に付着して振動を受け取る。
鼓膜臍:鼓膜の中央の最もくぼんだ部分で、ツチ骨柄の先端が付着している。