正答3
解説
正解は3です。
視覚の伝導路は、網膜・視神経・視交叉・視索・外側膝状体・視放線・後頭葉の一次視覚野の順に伝わります。
この経路の構成要素を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 内包は大脳皮質と脳幹・脊髄を結ぶ運動路や感覚路が集まって通る白質です。
視覚伝導路の構成要素としては通常挙げません。
2:× 内側毛帯は、触覚や深部感覚を伝える後索路の二次ニューロンが通る経路です。
視覚ではなく体性感覚の伝導路です。
3:○ 外側膝状体は視床にある視覚の中継核です。
視索の線維はここでニューロンを替え、視放線として後頭葉へ向かいます。
4:× 錐体交叉は、延髄で錐体路(皮質脊髄路)が左右に交叉する部位です。
運動の伝導路の構造です。
5:× 横側頭回(ヘッシュル回)は一次聴覚野です。
視覚ではなく聴覚の伝導路の終点です。
【ポイント】
感覚の中継核は、視覚が外側膝状体、聴覚が内側膝状体です。
「外は目、内は耳」と覚えると混同を防げます。
【用語】
視覚伝導路:網膜でとらえた光の情報を、後頭葉の視覚野まで伝える神経の経路である。
外側膝状体:視床にある神経核で、視索からの線維が乗り換える視覚の中継点である。
内側毛帯:後索路の二次ニューロンが通る、深部感覚や触覚を伝える経路である。
錐体交叉:延髄の下部で、運動の線維の大部分が左右に交叉する部位である。
横側頭回:側頭葉の上面にある脳回で、ヘッシュル回ともよばれ、一次聴覚野がある。