正答5
解説
正解は5です。
注意障害と記憶障害に対する訓練法を区別する問題です。
選択肢1〜4はいずれも記憶障害に対する代表的な訓練法です。
【選択肢別解説】
1:× PQRST法は、予習・質問・精読・要約・確認の5段階で文章を読み、内容の記憶を助ける方法です。
記憶障害に対する訓練法です。
2:× 間隔伸張法は、思い出す間隔を少しずつ延ばして情報の定着を図る方法です。
記憶障害に対する訓練法です。
3:× 誤りなし学習は、誤った反応をさせないように学習を進める方法です。
誤りが記憶に残りやすい記憶障害者に用いる訓練法です。
4:× 手がかり漸減法は、最初に多くの手がかりを与え、徐々に減らして自力で思い出せるようにする方法です。
記憶障害に対する訓練法です。
5:○ 「視覚末梢訓練」は一般的な名称ではありませんが、視野の周辺(末梢)まで注意を向けて対象を探す訓練と考えられます。
注意の向け方そのものを練習する訓練であり、選択肢の中で唯一、記憶ではなく注意の機能に働きかける方法です。
【ポイント】
注意障害に対する訓練には、注意の各成分を段階的に練習するAPT(Attention Process Training)などもあります。
記憶障害の訓練法は「PQRST法・間隔伸張法・誤りなし学習・手がかり漸減法」の4つをまとめて覚えましょう。
【用語】
間隔伸張法:覚えた情報を思い出すまでの間隔を、少しずつ延ばしていく記憶訓練の方法である。
誤りなし学習:誤りを経験させずに、正しい反応だけを学習させる訓練の方法である。
手がかり漸減法:最初は多くの手がかりを与え、徐々に減らしていく記憶訓練の方法である。
PQRST法:文章を読んで内容を覚える、5つの手順からなる記憶訓練の方法である。
APT:注意プロセス訓練のことで、注意の各成分を段階的な課題で練習する注意障害の訓練法である。