正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
脳性麻痺の原因・病型・合併症の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
痙性(痙直型)麻痺では筋緊張が高まり、尖足やはさみ足などの姿勢の異常がみられます。
2:× 正しい組み合わせです。
脳性麻痺では、てんかんや知的障害、視覚障害などの併存症が多くみられます。
3:× 正しい組み合わせです。
早産の低出生体重児では脳室周囲白質軟化症が起こりやすく、痙直型両麻痺の主な原因になります。
4:× 正しい組み合わせです。
周産期の仮死による広範な脳障害では、運動障害に知的障害などが重なる重複障害になりやすくなります。
5:○ 誤った組み合わせです。
核黄疸ではビリルビンが大脳基底核を障害するため、失調型ではなくアテトーゼ型(不随意運動型)の脳性麻痺になります。
【ポイント】
核黄疸によるアテトーゼ型脳性麻痺では、感音難聴や上方注視麻痺を伴うことがあります。
言語聴覚士にとっては、構音障害と難聴が重なる点が重要です。
【用語】
脳性麻痺:受胎から新生児期までに生じた脳の損傷による、運動や姿勢の障害である。
痙性麻痺:筋の緊張が高まり、手足がつっぱって動かしにくくなる麻痺である。
脳室周囲白質軟化症:未熟児などで脳室の周囲の白質が障害を受け、痙直型の脳性麻痺の原因となる病態である。
核黄疸:新生児の血中のビリルビンが脳に沈着し、障害を起こす病態である。
失調型:運動の協調がうまくとれず、ふらつくタイプの脳性麻痺である。
アテトーゼ型:大脳基底核の障害で、意図しない不随意運動が生じるタイプの脳性麻痺である。