正答1
解説
正解は1です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(目的と方針が合わない組み合わせ)です。
成人の聴覚障害者への支援では、個人の聴覚を補う方法と、周囲の環境を整える方法を組み合わせます。
【選択肢別解説】
1:○ 適切でない組み合わせです。
人工内耳の装用は、本人の聴覚を医療的に補う方法です。
職場での環境調整とは、話し方や席の配置、文字情報の活用など周囲の条件を整えることです。
2:× 適切な組み合わせです。
FM補聴システムなどの補聴支援機器を使うと、話し手の声を直接届けられ、騒音下での聞き取りが改善します。
3:× 適切な組み合わせです。
聞き返し方や確認の仕方などのコミュニケーション方略を指導すると、会話の理解が向上します。
4:× 適切な組み合わせです。
講演会では、話し手に近く、口元がよく見える席に座ると聞き取りやすくなります。
5:× 適切な組み合わせです。
読話では話し手の口元がはっきり見えることが重要なので、照明を改善すると読話の理解が向上します。
【ポイント】
聴覚障害者の支援は、補聴器や人工内耳などの機器、コミュニケーション方略の指導、環境調整を組み合わせて行います。
職場では、周囲への障害理解の働きかけも重要です。
【用語】
人工内耳:内耳に電極を埋め込み、聴神経を電気で直接刺激して聴覚を補う装置である。
補聴支援機器:補聴器の聞こえを補うため、騒音や距離の影響を減らす機器の総称である。
コミュニケーション方略:会話を円滑に進めるために、聞き返しや確認などの工夫を使う方法である。
読話:相手の口の動きを見て、話している内容を読み取る方法である。