正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(不適切な支援)です。
脳性麻痺児の乳児期には、コミュニケーションの基盤づくりと摂食機能の発達支援が中心になります。
【選択肢別解説】
1:× 適切な支援です。
乳児期は養育者との関わりがコミュニケーションの土台です。
母子相互作用を促すことは重要な支援です。
2:○ 不適切な支援です。
マカトン法は、手話に似たサインとシンボルを話しことばと併用する方法です。
主に知的障害児を対象に開発されたもので、手指の運動障害がある脳性麻痺の乳児に導入する支援としては適しません。
3:× 適切な支援です。
運動障害で物に触れる経験が少なくなりやすいため、物と関わる機会(対物関係)を増やします。
4:× 適切な支援です。
脳性麻痺児は摂食・嚥下障害を伴いやすく、乳児期から哺乳や食事の機能を高める支援を行います。
口腔器官の運動は発声・構音の発達にもつながります。
5:× 適切な支援です。
意図的な発声を促すことで、声を使ったコミュニケーションの基盤を作ります。
【ポイント】
脳性麻痺児の乳児期の支援は、関わり・姿勢・摂食・発声の基盤づくりが中心です。
サインやAACは、運動機能や発達段階に合わせて適切な時期と方法を選びます。
【用語】
母子相互作用:母親と乳児が視線・声・表情などを通して、互いに働きかけ合うやり取りである。
マカトン法:手話に似たサインとシンボルを、話しことばと併用して使うコミュニケーション支援法である。
意図的発声:相手に何かを伝えようと意図して声を出すことである。
脳性麻痺:胎児期から生後間もない時期の脳の損傷により、運動や姿勢に障害が生じる状態である。