正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
聴覚口話法は、残存聴力の活用と読話を組み合わせ、音声言語の習得を目指す指導法です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
補聴器や人工内耳を用いて、残存聴力を最大限に活用します。
2:× 正しい記述です。
子どもの発達年齢や言語発達の段階に応じて指導内容を組み立てます。
3:○ 誤った記述です。
聴覚口話法は、聴覚だけでなく、口の動きを読み取る読話(視覚)も併用します。
複数の感覚を用いる方法であり、単感覚法ではありません。
聴覚だけを用いる方法は聴覚法(オーディトリー・バーバル法など)と呼ばれます。
4:○ 誤った記述です。
聴覚口話法は日本独自の指導法ではありません。
補聴器の発達とともに欧米で広まった方法で、日本の聾教育にも導入されました。
5:× 正しい記述です。
自分の声を聞いて発声や発音を調整する、聴覚的フィードバックの形成を図ります。
【ポイント】
聴覚障害児の指導法には、聴覚法・聴覚口話法・トータルコミュニケーション・手話を第一言語とするバイリンガル教育などがあります。
用いる感覚とことばの種類で整理しましょう。
【用語】
聴覚口話法:残存聴力の活用と読話を組み合わせ、音声言語の習得をめざす聴覚障害児の指導法である。
単感覚法:聴覚だけを使い、視覚の手がかりを使わない指導法である。
残存聴力:難聴があっても、なお残っている聞く力のことである。
聴覚的フィードバック:自分の声を耳で聞いて確かめ、発音を調整する仕組みである。
読話:相手の口の形や動きから、話している内容を読み取る方法である。