正答4
解説
正解は4です。
痙攣性発声障害の特徴を問う問題です。
痙攣性発声障害は、喉頭に器質的異常や麻痺がないのに、発声時に内喉頭筋が不随意に収縮する局所性ジストニアと考えられています。
内転型が大部分を占め、ほかに外転型があります。
【選択肢別解説】
1:× 音声治療だけで速やかに改善することは少ない疾患です。
ボツリヌストキシンの注入や甲状軟骨形成術Ⅱ型などの治療が行われます。
2:× 男性より女性に多いとされます。
3:× 60歳以降の高齢者ではなく、20〜40歳代の若い世代に多く発症します。
4:○ 内転型は発声時に声帯が強く閉じるため、声の詰まりや途切れ、絞り出すような努力性の声が主症状です。
5:× 内転型は発声時に症状が出るもので、呼吸時には声門は開くため、呼吸困難を合併することは通常ありません。
【ポイント】
内転型は「声の詰まり・途切れ・努力性発声」、外転型は「声が抜ける・気息性の声」と対比して覚えましょう。
歌声や笑い声では症状が軽くなることも特徴です。
【用語】
痙攣性発声障害:発声の際に声帯が不随意に緊張したり開いたりして、声の出し方に異常が出る病気である。
内転型:声帯が過度に閉じて、声が詰まったり途切れたりするタイプである。
音声治療:声の出し方を訓練や指導によって改善していく治療である。
外転型:発声中に声帯が不随意に開いてしまい、声が抜けたり息漏れ声になったりするタイプである。