正答5
解説
正解は5です。
補聴器の日本産業規格(JIS C 5512:2015)の内容を問う問題です。
この規格は補聴器の電気音響特性の測定方法と表示を定め、品質と性能を保証するものです。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
補聴器の特性の測定には、容積2cm3の音響カプラを用います。
2:× 正しい記述です。
補聴器が適切に調整できるだけの品質と性能を有していることを保証する規格です。
3:× 正しい記述です。
入出力特性は、横軸を入力音圧レベル、縦軸を出力音圧レベルとして表します。
4:× 正しい記述です。
高周波数平均値(HFA)は、1,000Hz、1,600Hz、2,500Hzの3周波数の値の平均です。
5:○ 誤った記述です。
JISの測定条件は、補聴器の性能を比べるための測定上の条件です。
装用者は、一人ひとりの聴力に合わせてフィッティングした設定で補聴器を使います。
【ポイント】
JISの規格は「補聴器の性能を測定・表示するルール」であり、使い方を定めるものではありません。
2cm3カプラとHFAの周波数は数値として覚えておきましょう。
【用語】
JIS:日本産業規格のことで、製品の品質や試験方法などを定めた国家規格である。
2cm3カプラ:補聴器の性能測定で使う、耳の空間を模した容積2立方センチメートルの測定用器具である。
高周波数平均値:補聴器の利得や出力について、定められた三つの周波数での値を平均したもので、HFAと略される。
入出力特性:補聴器に入力される音の大きさと、出力される音の大きさとの関係を示した特性である。