正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
医療倫理や障害者福祉の用語と、その背景にある理念との対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
コロニーは障害のある人を地域から離れた大規模施設に集めて生活させる考え方です。
インクルージョンはすべての人を地域社会の中に包み込む理念で、コロニーとは正反対です。
2:× 正しい組み合わせです。
カルテ開示は、自分の診療情報を知る患者の権利を保障するための仕組みです。
3:× 正しい組み合わせです。
インフォームドコンセントは、説明を受けたうえで患者自身が治療を選ぶ自己決定権に基づきます。
4:× 正しい組み合わせです。
医療者の守秘義務と、個人情報の適正な取り扱いを定めた個人情報保護法は密接に関係します。
5:○ 誤った組み合わせです。
ヘルシンキ宣言は、人を対象とする医学研究の倫理原則を定めた世界医師会の宣言です。
「完全参加と平等」は1981年の国際障害者年のテーマであり、ヘルシンキ宣言とは関係しません。
【ポイント】
ヘルシンキ宣言は1964年に採択された医学研究の倫理指針です。
「完全参加と平等」は国際障害者年、インクルージョンは地域で共に生きる理念として整理しましょう。
【用語】
コロニー:障害のある人を集めて生活させる大規模な入所施設を、地域から離れた場所に作る形を指す。
インクルージョン:障害の有無などにかかわらず、すべての人を社会の一員として受け入れて共に生きるという理念である。
完全参加と平等:障害のある人が社会生活に完全に参加し、他の人と平等に暮らせることを目指す理念である。
インフォームドコンセント:十分な説明を受け、内容を理解したうえで、患者が納得して同意することである。