正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
転移とは、先に行った学習が、その後の別の学習に影響を及ぼすことです。
後の学習を促進する場合を正の転移、妨げる場合を負の転移といいます。
【選択肢別解説】
1:○ 転移に当たります。
事前の学習が後の学習を抑制するのは、負の転移です。
2:× 転移ではありません。
結果の知識(KR)は、動作の結果を学習者に知らせるフィードバックです。
学習を効率化しますが、先行学習の影響ではありません。
3:× 転移ではありません。
部分的な技能を一連の動作にまとめ上げるのは、技能の統合(全体化)の過程です。
4:× 転移ではありません。
見本動作を観察して遂行が改善するのは、観察学習(モデリング)です。
5:○ 転移に当たります。
一方の手で学習した技能が他方の手の学習に影響するのは、両側性転移と呼ばれます。
【ポイント】
転移には正と負の方向があり、身体の左右間で起こるものを両側性転移といいます。
KR(結果の知識)とKP(パフォーマンスの知識)はフィードバックの種類として区別しましょう。
【用語】
負の転移:先に学んだことが妨げとなって、後の学習がかえって難しくなることである。
両側性転移:身体の一方の側で学んだ技能が、もう一方の側の学習に影響することである。
観察学習:他者の行動を見ることで、自分では経験しなくても学習が成り立つことである。
結果の知識:動作の結果を学習者に知らせるフィードバックで、KRともいう。