正答3
解説
正解は3です。
子どもの構音は、音の種類によって獲得される時期が異なります。
一般に、唇を使う音や鼻音は早く、摩擦音や破擦音、弾き音は遅く獲得されます。
【選択肢別解説】
1:× 早く獲得されます。
[ma]は両唇鼻音を含み、最も早い時期に獲得される音の一つです。
2:× 比較的早く獲得されます。
[ka]は軟口蓋破裂音で、おおむね3歳頃までに獲得されます。
3:○ 最も遅く獲得されます。
[sa]の子音[s]は歯茎摩擦音です。
舌先と歯茎の間に狭いすき間を保つ細かな調節が必要なため、獲得は4〜5歳頃以降になります。
4:× 比較的早く獲得されます。
[ta]は歯茎破裂音で、3歳頃までに獲得されます。
5:× 早く獲得されます。
[pa]は両唇破裂音で、早い時期に獲得されます。
【ポイント】
サ行・ザ行・ツ・ラ行は獲得が遅く、幼児では「サカナ」が「タカナ」になるような置換がよくみられます。
構音の誤りが発達上の誤りか異常構音かを見極めるには、獲得時期の知識が欠かせません。
【用語】
歯茎摩擦音:舌先と歯茎の間の狭いすき間を息が通るときに生じる摩擦音である。
両唇鼻音:両唇を閉じて息を鼻に抜いて作る、[m]のような音である。
軟口蓋破裂音:舌の奥を軟口蓋に付けて息をせき止め、開放して作る音である。
置換:ある音を、別の音に言い換えてしまう誤りのことである。