正解を3つ選んでください。
正答3・4・5
解説
正解は3と4と5です。
成人の聴覚活用訓練には、音の要素を聞き分ける要素的な訓練と、文脈も使って実用的に聞き取る総合的な訓練があります。
総合的な訓練では、文や会話のまとまりを使い、推測などのトップダウン処理を活用します。
【選択肢別解説】
1:× 総合的な訓練ではありません。
母音の弁別は、音声の要素を聞き分ける要素的な訓練です。
2:× 総合的な訓練ではありません。
単語のアクセントパターンの識別も、音の高低や長さなどの要素を聞き分ける要素的な訓練です。
3:○ 総合的な訓練です。
絵や図を手がかりに文を聞き取る課題は、場面の情報と組み合わせて内容を理解する練習になります。
4:○ 総合的な訓練です。
電話での会話は、視覚情報を使わずに実際の会話を聞き取る、実用的な訓練です。
5:○ 総合的な訓練です。
スピーチトラッキングは、話し手の読む文章を聞いて、そのまま正確に復唱していく訓練法です。
文のまとまりの中で聞き取りを練習します。
【ポイント】
要素的な訓練は音の検知・弁別・識別、総合的な訓練は文や会話の理解を目指します。
人工内耳装用者のリハビリテーションでも、両者を組み合わせて行います。
【用語】
スピーチトラッキング:話し手が読む文章を、聞き手が聞いたとおりに繰り返していく訓練である。
聴覚活用訓練:補聴器などを使って、残っている聴力を活用する力を高める訓練である。
弁別:2つ以上の音や語が同じか違うかを聞き分けることである。
識別:聞いた音や語が何であるかを区別して答えることである。