正答4
解説
正解は4です。
選択的注意の具体例を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 親近効果は、系列の最後のほうに提示された項目がよく再生される記憶の現象です。
2:× 同時対比は、隣り合う色や明るさが互いの見え方を強め合う知覚の現象です。
3:× 暗順応は、暗い場所で網膜の感度が徐々に高まる感覚器の順応です。
4:○ カクテルパーティー効果は、騒がしい場所でも自分に関係のある会話や自分の名前を選んで聞き取れる現象です。
多くの刺激の中から特定の情報を選び出す選択的注意の代表例です。
5:× サッケード抑制は、急速な眼球運動の最中に視覚の感度が低下し、像のぶれを感じない現象です。
【ポイント】
選択的注意の研究では、左右の耳に別の話を聞かせる両耳分離聴法が用いられました。
カクテルパーティー効果は、補聴器装用者が雑音下で苦労する理由を考えるうえでも重要です。
【用語】
選択的注意:多くの刺激の中から必要なものだけに注意を向け、他を無視する働きである。
カクテルパーティー効果:騒がしい中でも、自分に関係のある音声を自然に聞き取れる現象である。
親近効果:一連の情報のうち、最後に提示されたものが記憶に残りやすい現象である。
暗順応:明るい所から暗い所へ移った後、時間とともに暗さに目が慣れる現象である。
サッケード抑制:眼球が素早く動く間、視覚の感度が一時的に下がる現象である。