正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
マーシャのアイデンティティ地位(自我同一性地位)を問う問題です。
4つの地位は、危機(迷いや探索)の経験と、積極的関与(傾倒)の有無の組み合わせで分類されます。
【選択肢別解説】
1:○ アイデンティティ達成は、危機を経験したうえで自分の生き方を選び取り、積極的に関与している地位です。
2:× アイデンティティ拡散は、危機の有無にかかわらず積極的関与がなく、自分が何をしたいのか定まらない地位です。
3:× アイデンティティ危機は、迷いや探索の経験を表す概念で、マーシャの4つの地位の一つではありません。
4:× モラトリアムは、まさに危機の最中にあって探索中で、積極的関与はまだ曖昧な地位です。
5:○ 早期完了は、危機を経験せずに親などの価値観をそのまま受け入れ、それに積極的に関与している地位です。
【ポイント】
積極的関与があるのは「達成」と「早期完了」で、その違いは危機を経験したかどうかです。
危機の最中で関与が定まらないのが「モラトリアム」、関与がないのが「拡散」です。
【用語】
アイデンティティ地位:危機の経験と傾倒の有無から、自我同一性の確立の状態を分類したものである。
アイデンティティ達成:迷い悩む危機を経験したうえで、自分の生き方に傾倒している状態である。
早期完了:危機を経験しないまま、親などの価値観を受け入れて傾倒している状態である。
モラトリアム:危機の最中にあり、傾倒する対象をまだ探している途中の状態である。
アイデンティティ拡散:危機の経験の有無にかかわらず、傾倒する対象が定まっていない状態である。