正答5
解説
正解は5です。
経口摂取訓練(直接訓練)を中止する判断の目安を問う問題です。
この問題は中止を判断する要因でないものを選ぶので、○ が答え(中止の判断要因ではないもの)です。
【選択肢別解説】
1:× 発熱は誤嚥性肺炎の徴候である可能性があるため、訓練の中止を判断する要因です。
2:× 意識レベルが低下すると嚥下反射や咳反射が鈍り誤嚥の危険が高まるため、訓練の中止を判断する要因です。
3:× CRP(C反応性蛋白)の上昇は炎症を示し、誤嚥性肺炎などが疑われるため、中止を判断する要因です。
4:× 血中酸素飽和度の低下は、誤嚥や呼吸状態の悪化を示すことがあるため、中止を判断する要因です。
5:○ 血清アルブミン値の低下は、慢性的な栄養状態の悪化を示す指標です。
栄養管理を見直す必要はありますが、経口摂取訓練を中止する直接の判断要因ではありません。
【ポイント】
直接訓練中は、発熱・痰の増加・呼吸状態・意識レベル・炎症所見の変化に注意します。
血清アルブミンは栄養評価の指標として、急性の中止基準とは区別しましょう。
【用語】
経口摂取訓練:口から食べる能力の回復を目的に、食物を用いて行う摂食・嚥下の訓練である。
CRP:C反応性蛋白の略で、体内に炎症や組織の破壊があると血液中に増えるため、炎症の指標になる。
血中酸素飽和度:血液中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているものの割合である。
血清アルブミン:血液中の主要な蛋白で、栄養状態の指標として用いられる。