正解を3つ選んでください。
正答3・4・5
解説
正解は3と4と5です。
補聴器の特性を表す利得のうち、補聴器を装用した状態で測定するものを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 裸耳利得は、補聴器を装用していない状態で、外耳道の共鳴によって鼓膜面の音圧がどれだけ上がるかを示す値です。
2:× 最大音響利得は、補聴器を2cm³カプラなどの測定器につないで測る補聴器そのものの性能値で、装用して測るものではありません。
3:○ 実耳挿入利得は、補聴器装用時の鼓膜面音圧から裸耳時の鼓膜面音圧を引いた値で、補聴器を装用して測定します。
4:○ 実耳装用利得は、補聴器装用時の鼓膜面音圧と入力音圧の差で、補聴器を装用して測定します。
5:○ ファンクショナルゲインは、補聴器装用時の閾値と裸耳時の閾値の差で、装用下の音場検査で求めます。
【ポイント】
実耳測定では、プローブマイクを外耳道に入れて鼓膜面付近の音圧を測ります。
実耳挿入利得=実耳装用利得−裸耳利得の関係を覚えておきましょう。
【用語】
裸耳利得:補聴器を付けないときの、外耳道入口と鼓膜面での音圧の差である。
最大音響利得:利得調整を最大にした補聴器を測定用のカプラにつないで測った、出力音圧と入力音圧の差である。
実耳挿入利得:補聴器の装用時と非装用時の外耳道内の音圧の差である。
実耳装用利得:補聴器を装用したときの、外耳道内の音圧と入力音圧の差である。
ファンクショナルゲイン:補聴器を付けたときと付けないときの、聴力閾値の差である。