正解を3つ選んでください。
正答1・2・5
解説
正解は1と2と5です。
ネフローゼ症候群は、腎臓の糸球体から大量の蛋白が尿中に漏れ出る病態です。
高度の蛋白尿と低アルブミン血症が診断の必須条件です。
【選択肢別解説】
1:○ タンパク尿はみられます。
1日3.5g以上の持続する蛋白尿が診断基準の必須項目です。
2:○ 脂質異常症はみられます。
低アルブミン血症を補おうと肝臓でリポ蛋白の合成が増えるためです。
3:× 排尿痛はネフローゼ症候群の症状ではありません。
排尿痛は膀胱炎などの尿路感染症でみられます。
4:× 頻尿はネフローゼ症候群の症状ではありません。
頻尿も主に膀胱炎や前立腺肥大などでみられます。
5:○ 浮腫はみられます。
低アルブミン血症で血漿膠質浸透圧が下がり、水分が組織に移るためです。
【ポイント】
ネフローゼ症候群の4徴は、蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症です。
排尿痛と頻尿は膀胱刺激症状として、尿路感染症と結びつけて覚えます。
【用語】
ネフローゼ症候群:腎臓の糸球体から大量のたんぱく質が尿中に漏れ、血液中のたんぱく質が減る病態である。
タンパク尿:尿の中にたんぱく質が多く出ている状態で、腎臓の糸球体の障害などで起こる。
脂質異常症:血液中のコレステロールや中性脂肪などの値が異常になっている状態である。
浮腫:血管の外の組織間隙に水分が過剰にたまった状態を指す。
頻尿:排尿の回数が異常に多くなる症状で、膀胱炎や前立腺肥大などでみられる。