正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
言語聴覚障害をきたす疾患の性差を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 吃音は男性に多い障害です。
幼児期の発症時から男児に多く、成人では男性が大半を占めます。
2:× 喉頭癌は男性に多い疾患です。
喫煙が最大の危険因子で、男性が圧倒的に多くを占めます。
3:× 小児の声帯結節は男児に多い疾患です。
声を大きく使う男児に多く、成人では女性に多くなります。
4:○ 心因性音声障害は女性に多い障害です。
心理的なストレスなどを背景に、器質的な異常がないのに声が出なくなります。
5:○ 痙攣性発声障害は女性に多い疾患です。
発声時に声帯が不随意に過剰に閉じたり開いたりし、声の詰まりや途切れが起こります。
【ポイント】
声帯結節は「小児では男児、成人では女性」と年齢で性差が逆転する点に注意します。
痙攣性発声障害には、内転型と外転型があり、内転型が大部分を占めます。
【用語】
吃音:音の繰り返しや引き伸ばし、言葉の詰まりなどで、滑らかに話すことが難しくなる発話の障害である。
小児声帯結節:声の使いすぎなどで子どもの声帯にできる小さな隆起である。
心因性音声障害:声帯などに異常がないのに、心理的な要因で声が出にくくなる障害である。
痙攣性発声障害:発声のときに喉の筋が不随意に緊張し、声が詰まったり途切れたりする病気である。
喉頭癌:喉頭にできる悪性腫瘍で、喫煙との関わりが強く男性に多い。