正答5
解説
正解は5です。
難聴の原因となる感染症の中には、ワクチン接種で予防できるものがあります。
この問題は予防対策ができないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 麻疹は、MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)で予防できます。
麻疹は難聴の原因になることがあります。
2:× ムンプスは、おたふくかぜワクチンで予防できます。
ムンプス難聴は高度で治りにくいのが特徴です。
3:× 細菌性髄膜炎は、Hibワクチンや肺炎球菌ワクチンで予防できます。
髄膜炎の後遺症として難聴が起こります。
4:× 先天性風疹症候群は、妊娠前に風疹ワクチンを接種しておくことで予防できます。
5:○ 先天性サイトメガロウイルス感染は、実用化されたワクチンがないため、ワクチンによる予防ができません。
【ポイント】
先天性サイトメガロウイルス感染は、先天性難聴の主要な原因の1つです。
妊婦の手洗いなどの衛生指導による感染予防が中心となります。
【用語】
ムンプス:おたふくかぜとも呼ばれるウイルス感染症で、高度の難聴を起こすことがある。
先天性風疹症候群:妊娠中の風疹感染により、胎児に難聴や白内障、心臓病などが生じる病気である。
先天性サイトメガロウイルス感染:妊娠中にサイトメガロウイルスが胎児に感染し、難聴などを起こす病気である。
細菌性髄膜炎:脳や脊髄を包む髄膜に細菌が感染して起こる炎症で、難聴の後遺症を残すことがある。
麻疹:麻疹ウイルスによる感染症で、はしかとも呼ばれ、難聴の原因になりうる。