正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
橋本病(慢性甲状腺炎)は、甲状腺機能低下症の代表的な原因です。
甲状腺ホルモンが不足すると代謝が落ち、体の働きが全体に鈍くなります。
【選択肢別解説】
1:○ 便秘は橋本病でみられます。
甲状腺ホルモンが不足すると腸の蠕動運動が低下するためです。
2:× 頻脈は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の症状です。
橋本病による機能低下では、逆に徐脈になります。
3:× 発汗の増加はバセドウ病の症状です。
橋本病では発汗が減り、皮膚が乾燥します。
4:× 眼球突出はバセドウ病に特徴的な症状です。
橋本病では通常みられません。
5:○ 粘液水腫は橋本病でみられます。
皮下にムコ多糖類がたまり、押してもへこまないむくみが顔や手足に生じます。
【ポイント】
橋本病は「低下」、バセドウ病は「亢進」と整理し、症状を正反対の組として覚えます。
甲状腺機能低下症では、声帯のむくみによる低く嗄れた声もみられます。
【用語】
橋本病:甲状腺に慢性の炎症が起こる自己免疫疾患で、甲状腺機能が低下しやすい病気である。
粘液水腫:甲状腺ホルモンの不足により、皮膚が硬くむくんだようになる状態である。
眼球突出:眼球が前方に突き出る症状で、バセドウ病で特徴的にみられる。
バセドウ病:甲状腺ホルモンが過剰に作られる自己免疫疾患で、頻脈や発汗増加、眼球突出などを示す。