正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
3項動詞(複他動詞)は、主語(ガ格)のほかに、直接目的語(ヲ格)と相手を表す間接目的語(ニ格)の3つを必要とする動詞です。
「あげる」「教える」「渡す」など、物や情報を相手に移す授受・伝達の動詞が代表です。
【選択肢別解説】
1:× 「待つ」は「AがBを待つ」という2項動詞です。
「公園で」は場所を示す付加的な要素で、動詞が必ず要求する要素ではありません。
2:× 「乗せる」は、相手(受け手)を表すニ格をとる授受・伝達の動詞ではありません。
「車に」は移動先の場所を示す要素なので、この問題では複他動詞として扱われていません。
3:○ 「あげる」は3項動詞です。
あげる人(Aさん)、あげる物(本)、受け取る相手(Bさん)の3つがそろって文が成り立ちます。
4:○ 「教える」は3項動詞です。
教える人(Aさん)、教える内容(フランス語)、教わる相手(Bさん)の3つを必要とします。
5:× 「どなる」は「AがBにどなる」という2項動詞です。
ヲ格の目的語をとらず、「電話で」は手段を表す付加的な要素です。
【ポイント】
動詞の項の数は、その動詞が意味的に必ず要求する要素の数で決まります。
「で」で表される場所や手段は多くの場合付加的な要素で、項には数えません。
【用語】
3項動詞:主語のほかに、2つの補語(対象と相手など)を必要とする動詞を指す。
複他動詞:「~に」「~を」のように、2つの目的語を取る動詞を指す。
述語:文の中で主語について、動作や状態、性質などを述べる部分である。