正答2
解説
正解は2です。
スクリプトは、日常の出来事がどのような順序で起こるかについての一般的な知識の枠組みです。
子どもはこの知識をもとに、出来事を順序立てて語るナラティブの力を伸ばしていきます。
【選択肢別解説】
1:× ことばに含まれる音の単位の認識は、音韻意識のことです。
読み書きの基礎となる力で、スクリプトとは異なります。
2:○ スクリプトの説明として正しい記述です。
「レストランでは席に着き、注文し、食べて、支払う」のように、時系列に沿った出来事の一般的な知識を指します。
3:× 前に見たモデルの行動を後で再現する力は、延滞模倣です。
表象の発達を示す行動で、スクリプトとは異なります。
4:× 自由遊び場面などで観察される子どもの独り言は、独語(自己中心的言語)です。
スクリプトとは異なります。
5:× 言語そのものを客観的に考えることができる力は、メタ言語能力です。
スクリプトとは異なります。
【ポイント】
スクリプトは、ままごとなどのごっこ遊びや、経験を順序立てて話す力の土台になります。
「いつもの手順の知識」と覚えるとよいでしょう。
【用語】
スクリプト:食事や買い物など、繰り返し経験する出来事の一般的な流れについての知識である。
ナラティブ:出来事を時間や因果の流れに沿ってまとめて語る、物語形式の談話を指す。
独語:聞き手に向けず、一人で行う遊びの中で発せられる発話を指す。
メタ言語能力:ことばそのものを対象として、客観的に考える力を指す。
音韻意識:ことばを音の単位に分けて意識し、操作する力で、読み書きの基礎となる。
延滞模倣:以前に見た手本の行動を、時間をおいてから再現することである。