正答1
解説
正解は1です。
特異的言語発達障害は、聴力や知能、対人関係に明らかな問題がないのに、言語発達だけが遅れる状態です。
診断には、言語能力の評価に加えて、聴覚障害、知的障害、自閉スペクトラム症を除外する検査が優先されます。
【選択肢別解説】
1:○ フロスティッグ視知覚発達検査は優先順位が低い検査です。
視知覚の発達を調べる検査で、特異的言語発達障害の診断に直接は必要ありません。
2:× 新版K式発達検査2001は優先順位が高い検査です。
全般的な発達の水準を調べ、知的障害の有無を判断できます。
3:× 遊戯聴力検査は優先順位が高い検査です。
幼児の聴力を測定し、難聴によることばの遅れを除外できます。
4:× LCスケール(言語・コミュニケーション発達スケール)は優先順位が高い検査です。
言語の理解と表出、コミュニケーションの発達を評価できます。
5:× 対人コミュニケーション行動観察フォーマットは優先順位が高い検査です。
対人的なやりとりの特徴を観察し、自閉スペクトラム症の傾向を判断する手がかりになります。
【ポイント】
ことばの遅れの評価では「聴力・知能・対人関係・言語」の4点を必ず確認します。
特異的言語発達障害は、近年は発達性言語障害とも呼ばれます。
【用語】
特異的言語発達障害:知的発達や聴覚には問題がないのに、言語の発達だけが遅れる状態を指す。
フロスティッグ視知覚発達検査:視知覚の発達を調べる検査で、図形の認知などを評価する。
LCスケール:言語・コミュニケーション発達スケールの略で、言語発達を評価する検査である。
遊戯聴力検査:遊びの形で音に反応させる、幼児向けの聴力検査である。
新版K式発達検査2001:運動や認知、言語などの発達の程度を調べる、発達検査の一つである。
対人コミュニケーション行動観察フォーマット:対人的なやりとりの行動を観察して評価し、社会性の特徴をとらえる手がかりにする検査である。