正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
高次脳機能障害の検査と、その検査で評価する機能の組み合わせが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 組み合わせは正しいです。
標準高次動作性検査(SPTA)は失行の検査で、口舌顔面失行の項目も含まれます。
2:○ 組み合わせが誤りです。
ストループテストは、展望記憶ではなく、選択的注意や反応の抑制などの前頭葉機能(注意・遂行機能)を評価します。
文字の色を答えるとき、文字の意味に引きずられないように抑制できるかをみます。
3:× 組み合わせは正しいです。
ピラミッズ・アンド・パームツリーズ・テストは、絵や単語の意味的な関連を判断させ、意味記憶を評価します。
4:× 組み合わせは正しいです。
バーミンガム物体認知バッテリー(BORB)は、視覚的な物体認知の各段階を評価し、視覚性失認の検査に用いられます。
5:× 組み合わせは正しいです。
日本版レーヴン色彩マトリックス検査は、図形の推理課題で非言語的な知的機能を評価します。
【ポイント】
展望記憶は「将来の予定を覚えておいて適切なときに実行する記憶」で、RBMT(リバーミード行動記憶検査)に項目があります。
ストループテストは注意や遂行機能の検査として頻出です。
【用語】
標準高次動作性検査:失行や、動作に関わる高次脳機能の障害を系統的に調べる検査である。
ストループテスト:文字の意味と文字の色の食い違いに惑わされず、色を答えられるかを調べる検査である。
展望記憶:将来の予定を覚えておき、適切なときに思い出して実行する記憶を指す。
意味記憶:言葉の意味や一般的な知識など、物事についての知識にあたる記憶を指す。
バーミンガム物体認知バッテリー:物体の認知にかかわる各段階を調べる、視覚性失認の検査である。
視覚性失認:視力に異常がないのに、見たものが何かを視覚だけでは認識できなくなる状態である。