正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
抑うつ障害(うつ病)の症状と疫学を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 食欲や性欲が低下し疲れやすいという記述は正しいです。
食欲低下や易疲労感は、うつ病の代表的な身体症状です。
2:× 軽症であれば適度な運動が症状の軽減に役立つという記述は正しいです。
軽症のうつ病では、運動療法の有効性が報告されています。
3:× 初発年齢に20歳代前半と40〜50歳代の2つのピークがあるという記述は、正しいものとされています。
うつ病は若年層と中高年層に多いことが知られています。
4:○ 女性よりも男性の方が罹患率が高いというのは誤りです。
うつ病の有病率は女性の方が高く、男性の約2倍とされています。
5:× 思考力や集中力が減退するという記述は正しいです。
考えがまとまらず決断できなくなることは、診断基準にも含まれる症状です。
【ポイント】
うつ病は女性に多く、男性の約2倍とされます。
一方、双極性障害では男女差が小さいと対比して覚えましょう。
【用語】
抑うつ障害:気分の落ち込みや意欲の低下が続き、日常生活に支障をきたす精神疾患である。
罹患率:一定の期間内に、新たにその病気にかかった人の割合を示す指標である。
双極性障害:気分が高揚する躁状態と、落ち込むうつ状態を繰り返す精神疾患である。
有病率:ある一時点で、集団の中でその病気をもっている人の割合を示す指標である。