正答4
解説
正解は4です。
この問題は関連性がないものを選ぶので、○ が答え(関連しないもの)です。
コルサコフ症候群は、ビタミンB1欠乏によるウェルニッケ脳症に続いて生じることが多い健忘症候群です。
【選択肢別解説】
1:× アルコールの多飲は、コルサコフ症候群の最も多い原因です。
大量飲酒者は食事が偏り、アルコールによってビタミンB1の吸収も妨げられます。
2:× 健忘、特に新しいことを覚えられない前向性健忘が中核症状です。
3:× 時間や場所がわからなくなる見当識障害も、特徴的な症状です。
4:○ コルサコフ症候群の原因は、ビタミンB6ではなくビタミンB1(チアミン)の欠乏です。
ビタミンB6欠乏は、末梢神経障害や口内炎などの原因になります。
5:× 作話は、記憶の欠けた部分を作り話で埋める症状で、コルサコフ症候群の特徴です。
【ポイント】
ウェルニッケ脳症の三徴は、意識障害、眼球運動障害、失調性歩行です。
コルサコフ症候群の症状は、健忘、見当識障害、作話の3つで覚えましょう。
【用語】
コルサコフ症候群:ビタミンB1欠乏などで生じ、記銘力障害・作話・見当識障害を特徴とする健忘症候群である。
見当識障害:日時・場所・人物など自分の置かれた状況を正しく認識できなくなる状態である。
作話:記憶の欠落を埋めるように、事実と異なる内容を本人は自覚なく語る症状である。
健忘:新しい出来事が覚えられない、または過去の出来事を思い出せない記憶の障害である。