正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
ダウン症候群は21番染色体が1本多いことで起こり、知的障害や特徴的な身体所見を伴います。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
知的障害を伴うため、初語が出る時期は遅れることが多いです。
2:× 正しい記述です。
耳管の働きが未熟で、かぜなどにかかりやすいため、滲出性中耳炎などを繰り返しやすいです。
伝音難聴の原因にもなります。
3:× 正しい記述です。
筋緊張の低さ、口の大きさに比べて大きい舌、口腔の形の特徴などから、話し言葉が不明瞭になりやすいです。
4:○ 誤った記述です。
ダウン症候群の子どもは人への関心が高く、アイコンタクトは通常良好です。
アイコンタクトの不良は、自閉スペクトラム症の特徴です。
5:× 正しい記述です。
目で見た情報の処理が比較的得意で、ジェスチャーや身振りサインへの関心が高いです。
そのためサインを併用した言語指導が有効です。
【ポイント】
ダウン症候群では、言葉の理解に比べて表出(発話)が遅れやすいのが特徴です。
難聴の合併も多いため、定期的な聴力の確認が大切です。
【用語】
ダウン症候群:21番染色体が1本多いことで生じる染色体異常で、知的発達の遅れなどを伴う。
アイコンタクト:相手と目を合わせることで、非言語的コミュニケーションの基本となる行動である。
中耳炎:中耳に炎症が起こる病気で、聞こえの低下を引き起こすことがある。
初語:子どもが初めて話す、意味のある言葉のことで、通常は1歳前後に出現する。