正解を3つ選んでください。
正答1・4・5
解説
正解は1と4と5です。
自閉スペクトラム症の言語・コミュニケーションの特徴と、特異的言語発達障害(発達性言語障害)の特徴を区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 自閉スペクトラム症では、言葉の使い方(語用論)の障害がみられます。
場面や文脈、相手に合わせて適切な言葉を使うことが難しくなります。
2:× 主語や目的語といった文法上の役割と、動作をする人やされる物といった意味の役割を結びつける困難は、文法の障害です。
特異的言語発達障害の中心的な特徴で、自閉スペクトラム症の中核的な特徴ではありません。
3:× 新しい語を一度聞いただけで意味と結びつける即時マッピングの困難も、特異的言語発達障害でみられる特徴です。
4:○ 相手に合わせて話題を続けたり、やりとりを維持したりすることが難しく、一方的な話し方になりやすいです。
5:○ 視線、表情、身振りなど、言葉以外のコミュニケーションの理解と使用の発達が遅れます。
【ポイント】
自閉スペクトラム症は「使い方(語用)」の障害、特異的言語発達障害は「語彙や文法」の障害が中心と整理しましょう。
【用語】
自閉症スペクトラム障害:社会的コミュニケーションの困難と、こだわりや感覚の偏りを特徴とする発達障害である。
即時マッピング:新しい語の意味を、少ない経験で対象と素早く結びつける能力である。
非言語的コミュニケーション:表情・身振り・視線など、言葉を用いない意思の伝達である。
文法役割:文の中で、語が主語や目的語などとして担う働きである。