正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
この問題は難聴を生じないものを選ぶので、○ が答え(難聴を伴わない疾患)です。
めまいを起こす疾患には、蝸牛の症状(難聴・耳鳴)を伴うものと、伴わないものがあります。
【選択肢別解説】
1:× メニエール病は内リンパ水腫によって、回転性めまいの発作を繰り返す疾患です。
変動する低音障害型の感音難聴、耳鳴、耳閉感を伴います。
2:○ 良性発作性頭位めまい症は、耳石が半規管に入り込み、特定の頭の位置で短時間の回転性めまいが起こる疾患です。
蝸牛は障害されないので、難聴は生じません。
3:○ 前庭神経炎は前庭神経の炎症で、激しい回転性めまいが数日続きます。
蝸牛神経は障害されないので、難聴は生じません。
4:× 聴神経腫瘍(前庭神経鞘腫)は、片側の進行する感音難聴や耳鳴で見つかることが多い腫瘍です。
5:× 遅発性内リンパ水腫は、高度難聴になってから数年以上たって、内リンパ水腫によるめまい発作が起こる疾患です。
難聴を伴います。
【ポイント】
めまいに難聴を伴う疾患は、メニエール病、突発性難聴、外リンパ瘻、聴神経腫瘍などです。
難聴を伴わない疾患は、良性発作性頭位めまい症と前庭神経炎が代表です。
【用語】
メニエール病:内リンパ水腫により、回転性めまいの発作と変動する難聴・耳鳴りを繰り返す病気である。
良性発作性頭位めまい症:特定の頭位変化で短時間の回転性めまいが起こる病気で、難聴は伴わない。
前庭神経炎:突然の激しいめまいが続くが、蝸牛症状は伴わない病気である。
聴神経腫瘍:聴神経にできる良性腫瘍で、片側の難聴や耳鳴りを生じる。
遅発性内リンパ水腫:過去の高度難聴の後、数年から数十年後に内リンパ水腫を生じ、めまいや難聴をきたす病気である。