正解を3つ選んでください。
正答1・2・5
解説
正解は1と2と5です。
平衡機能検査には、迷路(内耳の前庭器官)に刺激を加えて反応をみる検査と、刺激を加えずに自然な状態を観察する検査があります。
【選択肢別解説】
1:○ 回転刺激検査は、回転椅子などで体を回転させて半規管を刺激し、誘発される眼振を観察する検査です。
2:○ 温度眼振検査(カロリックテスト)は、外耳道に冷水や温水を注入して外側半規管を刺激し、誘発される眼振で左右の機能を比べる検査です。
3:× 注視眼振検査は、正面や左右上下を注視させて自発的に出る眼振を観察する検査です。
迷路への刺激は加えません。
4:× 重心動揺検査は、立った姿勢での体の揺れを記録する検査です。
迷路への刺激は加えず、姿勢の安定性を評価します。
5:○ 前庭誘発筋電位検査(VEMP)は、大きな音や振動で耳石器(球形嚢・卵形嚢)を刺激し、頸部や眼の周りの筋の反応を記録する検査です。
【ポイント】
迷路刺激検査には、回転検査・温度眼振検査・VEMPのほか、頭部インパルス検査なども含まれます。
注視眼振・自発眼振・頭位眼振検査は刺激を加えない観察の検査です。
【用語】
迷路:内耳のことで、蝸牛・前庭・半規管からなり、聴覚と平衡覚の受容器がある。
回転刺激検査:回転椅子などで体を回転させて半規管を刺激し、起こる眼振を調べる平衡機能検査である。
温度眼振検査:外耳道に冷水や温水を入れて外側半規管を刺激し、誘発される眼振を観察する検査である。
注視眼振検査:一定の方向を見つめさせたときに現れる眼振を観察する検査である。
重心動揺検査:立った姿勢での体の揺れを記録して、身体のバランスを調べる検査である。
前庭誘発筋電位検査:大きな音や振動で耳石器を刺激し、筋に現れる反応を記録する検査で、VEMPとも呼ばれる。