正答1
解説
正解は1です。
この問題は縦隔に「ないもの」を選ぶので、○ が答え(縦隔にない臓器)です。
縦隔は左右の肺に挟まれた胸腔中央の区域で、胸骨と脊柱の間にあります。
【選択肢別解説】
1:○ 肺は縦隔にありません。
左右の肺は縦隔の両側にある胸膜腔に収まり、縦隔はその間の区域です。
2:× 気管は縦隔にあります。
気管は上縦隔を下行し、気管分岐部で左右の主気管支に分かれます。
3:× 食道は縦隔にあります。
食道は後縦隔を通って横隔膜の食道裂孔に至ります。
4:× 心臓は縦隔にあります。
心臓は心膜に包まれて中縦隔に位置します。
5:× 胸腺は縦隔にあります。
胸腺は胸骨の裏側、上縦隔から前縦隔にかけて位置します。
【ポイント】
縦隔には心臓・大血管・気管・食道・胸腺・胸管・迷走神経・横隔神経などが含まれます。
肺と胸膜腔は縦隔の外にあると覚えておきましょう。
【用語】
縦隔:左右の肺にはさまれた胸腔中央の区域で、心臓や大血管、気管、食道などが入っている。
胸腺:胸骨の裏側にある免疫に関わる器官で、T細胞の成熟に働き、成人では小さくなる。
胸膜腔:肺を包む胸膜の内側にある、わずかな液を含む閉じた狭い空間である。