正答2
解説
正解は2です。
下顎骨の筋突起は下顎枝の前上方にある突起で、どの咀嚼筋が付着するかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 顎二腹筋は筋突起に付着しません。
前腹は下顎体の内面の二腹筋窩に付着し、口を開ける働きをします。
2:○ 側頭筋は筋突起に付着します。
側頭窩から起こり、筋突起に停止して下顎を挙上し、口を閉じます。
3:× 咬筋は筋突起に付着しません。
頬骨弓から起こり、下顎枝と下顎角の外面に停止します。
4:× 外側翼突筋は筋突起に付着しません。
下顎頸の翼突筋窩と顎関節の関節円板に付着し、下顎を前に出します。
5:× 内側翼突筋は筋突起に付着しません。
下顎角の内面に付着し、咬筋とともに下顎を挙上します。
【ポイント】
咀嚼筋は咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の4つで、すべて三叉神経の下顎神経が支配します。
口を開ける働きが主なのは外側翼突筋で、ほかの3つは口を閉じる筋です。
【用語】
筋突起:下顎枝の前上方に突き出た突起で、咀嚼筋のひとつが付く部位である。
側頭筋:側頭窩から起こって下顎を引き上げ、口を閉じる働きをする咀嚼筋である。
外側翼突筋:下顎を前に引き出し、口を開けるときに働く咀嚼筋である。
顎二腹筋:前腹と後腹からなる舌骨上筋のひとつで、口を開ける働きに関わる。
咬筋:頬骨弓から起こって下顎角の外面に付き、下顎を引き上げて強く噛む咀嚼筋である。
内側翼突筋:下顎角の内面に付き、咬筋とともに下顎を引き上げる咀嚼筋である。