正答3
解説
正解は3です。
パブロフの犬の実験と同じ古典的条件付けの用語を問う問題です。
この実験では、餌が無条件刺激、唾液分泌が反応、純音が条件刺激にあたります。
【選択肢別解説】
1:× 3.0kHz純音は無条件刺激ではなく条件刺激です。
無条件刺激は学習なしに唾液分泌を起こす餌のほうです。
2:× 唾液の分泌は自発的反応ではありません。
刺激によって引き起こされる反射的な反応(レスポンデント)です。
3:○ 3.0kHz純音だけを繰り返し提示する手続きは消去です。
餌を伴わない提示を続けると、条件反応は弱まっていきます。
4:× 3.2kHz純音と餌の対提示は二次条件付けではありません。
二次条件付けは、すでに条件づけた3.0kHz純音を餌の代わりにして別の刺激と対提示する手続きです。
5:× 2.8kHz純音でも唾液が分泌されることは分化ではなく般化です。
分化は、似た刺激には反応せず条件刺激だけに反応するようになることです。
【ポイント】
般化は似た刺激にも反応が広がること、分化は反応を条件刺激だけに絞ることです。
消去した後に時間をおくと条件反応が再び現れることを自発的回復といいます。
【用語】
古典的条件付け:本来は無関係な刺激を、反応を起こす刺激と対にして与え、反応が学習される現象である。
無条件刺激:学習なしで生まれつき反応を引き起こす刺激のことである。
消去:条件刺激だけを与え続けることで、条件反応が次第に弱まっていく手続きである。
二次条件付け:成立した条件刺激を新たな刺激と対にして与え、その刺激にも反応が起こるようにする手続きである。
分化:似た刺激のうち特定の刺激にだけ反応が起こるようになることである。
般化:条件刺激に似た別の刺激に対しても、条件反応が起こるようになることである。