正解を3つ選んでください。
正答1・2・3
解説
正解は1と2と3です。
認知療法はベックが創始した心理療法です。
出来事のとらえ方(認知)のゆがみが気分や行動に影響すると考え、その修正を目指します。
【選択肢別解説】
1:○ スキーマは認知療法に関係します。
スキーマは心の奥にある信念の枠組みで、自動思考を生み出す土台と考えられています。
2:○ 推論の誤りは認知療法に関係します。
全か無か思考や過度の一般化などの認知のゆがみを指し、修正の対象になります。
3:○ 自動思考は認知療法に関係します。
ある場面で意図せず頭に浮かぶ考えで、これを記録して検討することが治療の中心です。
4:× 集合的無意識は認知療法の概念ではありません。
人類に共通する無意識の層を指す、ユングの分析心理学の概念です。
5:× 自我は認知療法の中心概念ではありません。
自我はフロイトの精神分析で、エス・超自我とともに心の構造を説明する概念です。
【ポイント】
認知療法の流れは「スキーマ、自動思考、気分・行動」の関係を明らかにすることです。
自動思考を書き出す思考記録表がよく用いられ、うつ病の治療で効果が示されています。
【用語】
認知療法:出来事のとらえ方(認知)のゆがみを見直し、気分や行動の改善をはかる心理療法である。
スキーマ:心の奥にある信念や考え方の枠組みで、物事のとらえ方の土台になるものである。
自動思考:出来事に対して意図せず瞬間的に浮かぶ考えやイメージのことである。
推論の誤り:根拠が乏しいのに偏った結論を出してしまう、認知のゆがみのことである。
集合的無意識:ユングが唱えた、個人を超えて人類に共通すると考えた無意識の層である。
自我:フロイトの精神分析で、エスと超自我の間に立ち、現実に合わせて調整する心の働きである。