正答2
解説
正解は2です。
目標語「うきわ」に対する誤った発話の種類を判定する問題です。
錯語は、実在する語に置き換わる語性錯語と、音の誤りによる音韻性錯語に大きく分けられます。
【選択肢別解説】
1:× 「うちわ」は無関連錯語ではなく形式性錯語です。
目標語と音が似た実在の語に置き換わっているからです。
2:○ 「うしわ」は音韻性錯語です。
「き」が「し」に置き換わった非語で、目標語の音の多くが保たれています。
3:× 「えーと、あれ」は迂言ではありません。
言葉が出ずに指示語でつないでおり、喚語困難の表れです。
4:× 「ドーナツ」は形式性錯語ではありません。
目標語と音の共通点がなく、輪の形が似た物の名前に置き換わった語性錯語です。
5:× 「うきちわ」は新造語ではなく音韻性錯語です。
音が1つ加わった非語ですが、目標語がわかる程度に音が保たれています。
【ポイント】
迂言とは、「海で使う、空気を入れて浮かぶもの」のように、言えない語を説明して言い表すことです。
新造語は、目標語が推測できないほど音が崩れた非語を指します。
【用語】
語性錯語:目標語が、実在する別の語に置き換わってしまう発話の症状を指す。
音韻性錯語:目標語の音の一部が別の音に置き換わったり、入れ替わったりする発話の症状を指す。
形式性錯語:目標語と音が似ている、別の実在する語に置き換わってしまう発話の症状を指す。
無関連錯語:目標語と意味も音も関連しない、別の語に置き換わってしまう発話の症状を指す。
新造語:目標語が推測できないほど音が変化した、実在しない語が発話される症状である。
迂言:目標の語が出てこず、その意味を説明するように遠回しに言う発話である。