正答5
解説
正解は5です。
この問題は「誤っている」組合せを選ぶので、○ が答えです。
先天性の疾患と、それに伴いやすい障害の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 口蓋裂と滲出性中耳炎の組合せは正しいです。
耳管を開く口蓋帆張筋の働きが悪く、中耳の換気が不十分になります。
2:× ダウン症候群と知的能力障害の組合せは正しいです。
ダウン症候群では多くの人に知的能力障害がみられます。
3:× 先天性外耳道閉鎖症と小耳症の組合せは正しいです。
耳介と外耳道は発生が近く、両者はしばしば合併します。
4:× CHARGE症候群と視覚聴覚二重障害の組合せは正しいです。
眼の欠損(コロボーマ)と耳の奇形・難聴を伴います。
5:○ トリーチャー・コリンズ症候群と後迷路性難聴の組合せは誤りです。
外耳や中耳の形成異常による伝音難聴を伴うのが特徴です。
【ポイント】
トリーチャー・コリンズ症候群は、頬骨や下顎の低形成、下がった目尻、耳介の奇形を特徴とします。
伝音難聴には、骨導補聴器や骨導インプラントが用いられます。
【用語】
滲出性中耳炎:中耳に液がたまり、聞こえが悪くなる中耳の病気である。
CHARGE症候群:目や耳、心臓など複数の器官に先天的な異常を伴う、生まれつきの症候群である。
トリーチャー・コリンズ症候群:顔面の骨の形成不全を特徴とし、耳の異常や難聴を伴う先天性の症候群である。
後迷路性難聴:蝸牛より奥の聴神経や脳幹などの障害で起こる難聴である。
小耳症:耳介が生まれつき小さい、あるいは形が不完全な状態である。