正答1
解説
正解は1です。
この問題は肺癌の危険因子でないものを選ぶので、○ が答えです。
肺癌の危険因子は、吸い込む有害物質と肺の慢性疾患が中心です。
【選択肢別解説】
1:○ 飲酒は肺癌の確立した危険因子ではありません。
飲酒は口腔・咽頭・食道・肝臓などの癌の危険因子です。
2:× 喫煙は肺癌の最大の危険因子です。
特に扁平上皮癌と小細胞癌との関連が強いとされます。
3:× PM2.5(微小粒子状物質)は肺癌の危険因子です。
大気汚染物質として、肺の奥まで入り込みます。
4:× 肺線維症は肺癌の危険因子です。
特発性肺線維症では肺癌の合併が多いことが知られています。
5:× アスベスト(石綿)は肺癌の危険因子です。
肺癌のほか、悪性胸膜中皮腫の原因にもなります。
【ポイント】
肺癌の危険因子は喫煙・アスベスト・大気汚染・放射線(ラドン)・間質性肺炎などです。
飲酒は頭頸部癌や食道癌の危険因子として覚えましょう。
【用語】
アスベスト:吸い込むと肺癌や悪性胸膜中皮腫の原因となる繊維状の鉱物で、石綿ともいう。
PM2.5:大気中に浮かぶ非常に小さな粒子で、微小粒子状物質ともいい肺の奥まで入り込む。
肺線維症:肺の組織が線維化して硬くなり、息苦しさや呼吸機能の低下を起こす病気である。
悪性胸膜中皮腫:胸膜をおおう中皮細胞から発生する悪性腫瘍で、アスベストの吸入と強く関連する。