正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
失語症の評価に用いる代表的な検査の内容と対象が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
SALA失語症検査は認知神経心理学的なモデルに基づく検査です。
語音の異同弁別など、語音認知を評価する項目を含みます。
2:○ 誤った記述です。
失語症構文検査は、文と絵を用いて構文の理解や産生を評価する検査です。
4コマ漫画を用いるのは標準失語症検査(SLTA)の「まんがの説明」で、構文検査ではありません。
3:× 正しい記述です。
重度失語症検査は、通常の検査では評価が難しい重度の失語症者を対象に、残っているコミュニケーション能力を評価します。
4:× 正しい記述です。
標準抽象語理解力検査(SCTAW)は、抽象語の理解を聴覚的理解と視覚的理解(読解)の両方で評価します。
5:× 正しい記述です。
レーヴン色彩マトリックス検査は、言語を使わずに図形の欠けた部分を選ぶ非言語性の知能検査です。
言語指示が少ないため、重度の失語症者にも実施できます。
【ポイント】
言語を使わない検査(レーヴン色彩マトリックス検査など)は、失語症者の非言語的な知的能力の評価に用いられます。
【用語】
SALA失語症検査:認知神経心理学的なモデルに基づき、失語症の障害の仕組みを詳しく調べる検査である。
失語症構文検査:文と絵を用いて、構文の理解や産生を評価する検査である。
標準抽象語理解力検査:抽象語の理解を、聴覚的理解と視覚的理解の両面から評価する検査で、SCTAWともいう。
レーヴン色彩マトリックス検査:言語を使わず、図形の欠けた部分を選ばせる非言語性の知能検査である。
重度失語症検査:通常の検査が難しい重度の失語症者を対象に、残っているコミュニケーション能力を調べる検査である。
SLTA:標準失語症検査の略称で、失語症の症状を幅広く評価する日本の代表的な検査である。