正答1
解説
正解は1です。
この問題は吃音の間接的訓練でないものを選ぶので、○ が答えです。
吃音の訓練には、発話そのものを変える直接的訓練と、環境や心理面に働きかける間接的訓練があります。
【選択肢別解説】
1:○ 吃音緩和法は間接的訓練ではなく、直接的訓練です。
ヴァン・ライパーが体系化した方法で、楽に軽くどもるように発話のしかたを変えていきます。
2:× 認知再構成法は間接的訓練です。
認知行動療法の技法で、話すことへの否定的な考え方を見直します。
3:× マインドフルネスは間接的訓練です。
今の体験に評価を加えずに注意を向けることで、不安への対処を助けます。
4:× エクスポージャー法は間接的訓練です。
避けていた話す場面に段階的に向き合い、不安を軽くしていく方法です。
5:× 自然で無意識な発話への遡及的アプローチ(RASS)は間接的訓練に位置づけられます。
発話の流暢さを直接練習させるのではなく、自然で無意識な発話の状態に戻ることを目指す方法です。
【ポイント】
直接的訓練の代表は、発話のしかたを変える吃音緩和法と流暢性形成法です。
心理面や環境面への働きかけは間接的訓練と整理しましょう。
【用語】
吃音緩和法:楽に軽くどもるように、発話のしかたを変えていく直接的な訓練法である。
認知再構成法:話すことへの否定的な考え方を見直す、認知行動療法の技法である。
マインドフルネス:今の体験に評価を加えずに注意を向け、不安への対処を助ける方法である。
エクスポージャー法:避けていた場面に段階的に向き合い、不安を軽くしていく方法である。
RASS:自然で無意識な発話への遡及的アプローチの略称で、自然な発話の状態に戻ることを目指す。
流暢性形成法:ゆっくり柔らかく話すなど、吃らない話し方そのものを身につけさせる直接的な訓練法である。