正答3
解説
正解は3です。
8歳で表出が単語レベルということから、発達の遅れが大きいと考えられます。
また保護者と担任教諭の情報が食い違っているため、検査者が子どもに直接実施して客観的に発達をとらえる検査が適しています。
【選択肢別解説】
1:× PVT-R(絵画語い発達検査)は、語彙の理解を測る検査です。
発達の全体像をとらえることはできません。
2:× WPPSI-Ⅲは、就学前後の幼児を対象とした知能検査です。
適用年齢の上限は7歳台前半であり、8歳の児には適用できません。
3:○ 新版K式発達検査2020は、0歳から成人まで適用できる発達検査です。
検査者が子どもに直接課題を実施し、姿勢・運動、認知・適応、言語・社会の領域で発達をとらえます。
年齢が上がって発達の遅れが大きい子どもにも使え、この状況に適しています。
4:× KIDS乳幼児発達スケールは、保護者など日ごろの様子をよく知る人が回答する質問紙です。
対象は6歳台までで、情報提供者による食い違いを解消する目的にも合いません。
5:× 乳幼児精神発達診断法(津守・稲毛式)も、養育者への質問による検査です。
対象は乳幼児で、8歳の児には適しません。
【ポイント】
発達検査は「直接検査か、養育者などへの間接検査か」と「適用年齢」の2点で選び分けます。
【用語】
新版K式発達検査2020:姿勢・運動、認知・適応、言語・社会の領域で、発達の水準を測る個別式の発達検査である。
PVT-R:絵画語い発達検査のことで、単語の理解力を絵を選ばせて調べる検査である。
WPPSI-Ⅲ:幼児期から就学前後の子どもを対象とした、ウェクスラー式の知能検査である。
KIDS乳幼児発達スケール:保護者などが回答する質問紙で、乳幼児の発達の様子をとらえる発達スケールである。
乳幼児精神発達診断法(津守・稲毛式):保護者への質問で、乳幼児の運動・探索・社会性・生活習慣・言語の発達を調べる検査である。