正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
加齢性難聴は、加齢に伴って両側の高音域から進む感音難聴です。
【選択肢別解説】
1:× 加齢性難聴の程度には性差があり、一般に男性のほうが進行しやすいとされます。
記述は正しいです。
2:× 加齢性難聴では、周波数の分析能力や時間の処理能力も低下します。
そのため、騒音下での聞き取りが特に悪くなり、記述は正しいです。
3:× 高音域の聴力が先に低下するため、高い周波数成分を多く含む無声子音(s、t、kなど)が聞き取りにくくなります。
記述は正しいです。
4:○ 加齢性難聴には、内耳の有毛細胞の変性に加え、遺伝、騒音への曝露、動脈硬化、糖尿病などの複数の因子が関与します。
単一の因子が関与しているという記述は誤りです。
5:× 難聴の進行に伴い、耳鳴を訴える人が増えます。
記述は正しいです。
【ポイント】
加齢性難聴は「両側性・高音域から・語音明瞭度の低下・騒音下で聞き取りにくい」が特徴です。
【用語】
加齢性難聴:加齢に伴って両耳の高音域から進む感音難聴で、内耳や聴神経の変化が主な原因である。
無声子音:声帯を振動させずに出す子音で、[k][s][t]などがあり、高い周波数成分が多い。
耳鳴:外部に音源がないのに、耳や頭の中で音が聞こえる感じがする症状である。