第103回 保健師国家試験 午前問53
A市では保育所を利用している家庭が増加しており、対応困難な児に関する保育士からの市保健師への相談が増えてきている。
A市では子育て支援を強化するため、次年度の母子保健計画の策定にあたって、市内の15か所の保育所との連携システムをどのように構築していくかを検討することになった。
保育所との連携システムの構築に取り組んでから3か月が経過した。
その評価から母子保健担当の保健師は、保育所を定期的に巡回し、個別相談が必要な児に対して健康相談を行う巡回健康相談事業を検討している。
事業を計画するにあたり最初に検討するのはどれか。
正答5
解説
正解は5(母子保健計画における事業の位置付け)。
新規事業を計画する際にはまず上位計画である母子保健計画(健やか親子21関連)における位置づけを確認し、計画整合性と予算根拠を確保することが最初に検討すべき事項である。
1の事業評価時期、2の担当者確保、3の実施回数、4の広報はその後の具体的設計事項。
地方自治法と健康増進法・母子保健法に基づく市町村保健事業は、上位計画の位置づけがなければ予算化・継続性に課題が生じるため、新規事業立ち上げ時の計画体系(基本構想→基本計画→実施計画)の確認が保健師の事業企画力の基本となる重要事項である。まとめて解く
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