第104回 保健師国家試験 午前問10
A さん(24 歳、専業主婦)は、夫と生後 6 か月の乳児(出生体重 2,900 g)との3人暮らし。
乳児健康診査が未受診で、電話にて受診勧奨を行ったが来所しないため、 地区担当保健師が家庭訪問をした。
訪問時、児の体重は 7,500 g。
定頸しており、 寝返りはできるがお座りはできない。
「離乳食を開始したばかりで、進め方が分からない」と言うので、保健指導を行った。
乳児健康診査については「風邪気味だったので連れて行けなかった。
人付き合いが苦手で育児の相談相手もいないので、戸惑うことが多い」と話した。
今後の保健師の対応として最も適切なのはどれか。
正答1
解説
正解は1。
「市の育児相談の利用を勧める」が正しい。
児の体重・運動発達は月齢相応で離乳食も保健指導で対応済み、母は人付き合いが苦手で孤立傾向がある。
次の課題は母の育児不安と社会的孤立の軽減であり、市の育児相談という継続的な公的資源につなぐのが最も適切。
選択肢2の家庭訪問継続は保健師依存を招きやすい。
選択肢3のサークル立ち上げは負担が大きすぎる。
選択肢4の小児科相談は発達上の問題が明確でなく不要。
母子保健法に基づく事業を組み合わせ、利用しやすい資源にエンパワメントしていくのが地域保健の基本で、健診未受診者へのアウトリーチからつながりを継続させる支援が求められる。まとめて解く
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