第104回 保健師国家試験 午前問53
A市は、平成18年に5つの市町村が合併してできた人口約6万人、高齢化率32%の市である。
主要産業は漁業と農業である。
市街地が分散しており、学校や福祉施設も多い。
一部の町内会は活発に活動している。
A市総合計画では、健康増進および居宅での介護体制の推進を掲げており、介護保険施設の入所定員は増やさない方針である。
A 市の保健師は、健康相談のときに 50 歳代の住民から「自分の祖父母は 70 歳代から施設に入所していた。
自分の親が 80 歳になり、できる限り自宅で暮らしたいと言っているが、将来自宅で親を看取ることについては想像がつかない」という話を聞いた。
市民全体の看取りの現状を把握するために収集する情報で優先されるのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「死亡場所別の死亡者数」が正しい。
看取りの現状把握には、人口動態統計の死亡場所別データ(病院・診療所・介護施設・自宅)が最も直接的指標となる。
在宅看取り率は地域包括ケアシステムの重要指標で、健康日本21・在宅医療介護連携推進事業でも評価対象。
選択肢1の要介護認定者数、3の長期入院数、4の入所年数、5の居宅サービス利用数は介護・医療のプロセス指標で、看取り場所そのものを示さない。
地域診断ではアウトカム指標の選択が鍵となる。
人口動態調査は最も基礎的な統計源。
在宅看取り率は地域包括ケア・在宅医療介護連携推進事業の中核指標で、人口動態統計の死亡場所別データから把握できる。まとめて解く
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