第104回 保健師国家試験 午後問108
人口1万人のA市。
5月23日に大規模な地震が発生し、家屋の倒壊などのため、住民の多くが避難所に避難した。
地震発生から7日後、市の保健師は、避難所の巡回相談の際、被災者が夜間眠れずにいることが分かったが、それが主訴として現れないことから、大規模災害後の心の変化や対処方法を示したポスターを掲示した。
また、他県から応援に来ている心のケアチームの精神科医に依頼し、災害後のストレス反応についての健康講座を行った。
発災から2か月後、避難者は自宅や親戚宅、仮設住宅へ入居し、避難所は閉鎖された。
その1か月後、保健師は仮設住宅の入居者への健康調査を実施することとした。
保健師の行う健康調査について最も適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
「仮設住宅の入居者の全戸訪問をする」が正しい。
発災3か月の仮設住宅期は孤立死・関連死リスクが高く、悉皆性のある全戸訪問でハイリスク者を見逃さないことが最優先。
選択肢1の地区別調査内容変更は公平性を欠き、3の希望者ストレスチェックは自発性に頼り見逃しが生じ、4の集会所聞き取りは集まれない人を逃す。
災害対策基本法・地域保健法に基づく被災者支援では、応急仮設住宅入居者の健康管理は市町村・保健所の重要業務で、訪問による継続的見守りが基本となる。
仮設住宅の見守りには支援員配置・サロン活動・全戸訪問を組み合わせ、孤立死防止と関連死予防を図る。まとめて解く
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