第105回 保健師国家試験 午前問54
Aさん(62歳、女性)。
夫(67歳)と次男夫婦(ともに30代、会社員)の4人暮らしである。
起立時にふらつきが見られたため、専門病院を受診したところ、脊髄小脳変性症と診断された。
難病の医療費助成の申請書が保健所に届き、保健師は家庭訪問を実施した。
Aさんは起立時にふらつくことはあるが、日常生活動作〈ADL〉は自立、専門病院に月1回、一人で受診している。
既往歴に特記すべきことはない。
脊髄小脳変性症については医師より病名の告知、説明は受けている。
Aさんは料理が好きで、食事の準備はAさんが行っている。
現時点で、保健師が行う A さんの支援で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
現時点で保健師が行うAさんへの支援として適切なのは「料理が継続できるよう環境を整える」である。
難病(ALS等を含む進行性神経難病)の初期において、患者がこれまで行ってきた生活行為(料理など)を可能な限り継続できる環境を整えることは、QOL維持と自己効力感の保持につながる。
嚥下訓練やコミュニケーション手段の確立は症状進行後の対応、訪問看護の導入も現時点での最優先支援ではなく、ADL維持と生活継続支援が現段階では最も重要な保健師の役割である。まとめて解く
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