第107回 保健師国家試験 午前問42
Aさん(32歳、女性、会社員)。
夫と長男のBちゃん(3歳、男児)との3人暮らし。
Bちゃんは保育所に通っている。
Aさんから「Bは保育所でたびたび他の子どもたちが遊んでいるおもちゃを取り上げ泣かせてしまい、保育士が止めに入ると、Bはキーと奇声をあげ走り回っていたり、遊びの時間が終わっても1人でミニカーを並べることにこだわっているようです。保育士から保健師に相談してみてはどうかと言われました」と市保健センターの地区担当保健師へ電話相談があった。
1か月後。
B ちゃんは、3歳児健康診査のために市保健センターに来所した。
健康診査の医師は、B ちゃんは発達に問題がある可能性があると話した。
A さんは 「B は発達障害なのでしょうか。
どうしたらいいのでしょうか」と保健師に話した。
A さんへの保健師の対応で優先度が高いのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「心理相談を受けることを勧める。」が正しい。
事例問題では、年齢、症状、生活背景、検査値、妊娠週数や発達段階を手がかりに、現在のリスクと本人の意思を踏まえて優先順位を決める。
1の「児童館の利用を促す。」は、事例の状態、時期、リスク、本人の訴えと優先順位が合わない。
支援として必要な場面はあっても、この設問で最初に選ぶ対応ではない。
2の「保健師による継続訪問をする。」は、事例の状態、時期、リスク、本人の訴えと優先順位が合わない。
支援として必要な場面はあっても、この設問で最初に選ぶ対応ではない。
3は正解選択肢で、小児では発達段階、保護者支援、安全確保、感染予防を合わせて判断する必要がある。
設問の時点で最も危険を減らす、本人の意思決定を支える、又は継続支援につながる選択肢である。
4の「地域の育児サークルを紹介する。」は、事例の状態、時期、リスク、本人の訴えと優先順位が合わない。
支援として必要な場面はあっても、この設問で最初に選ぶ対応ではない。
事例問題では、選択肢がすべて支援らしく見えることがある。
設問の時点で最も危険を減らすもの、本人の意思決定を支えるもの、継続支援につながるものを優先する。まとめて解く
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