肥満の既往の有無と大腸癌との関連を検証するための疫学研究を行うこととした。
A病院において大腸癌と診断された患者100人を登録した。
また、同院で人間ドックを受検し大腸癌が無いことを確認できた100人を選定し登録することとした。
次に、これらの対象者の肥満の既往を確認することとした。
大腸癌の発症には性別や年齢の影響が知られている。
そのためこれらの要因を調整する必要があると考えた。
登録された大腸癌患者1人に対して性別および年齢を対応させた人間ドック受検者1人を選定することとした。
この方法はどれか。
正答4
解説
正解は4。
症例対照研究で、患者1人ごとに性別や年齢などの条件をそろえた対照を選ぶ方法をマッチングという。
研究を計画する段階で交絡因子の影響を取り除くための方法である。
1の層化は、データを分析する段階で、性別や年齢などの区分(層)ごとに分けて関連を調べる方法である。
2の標準化は、年齢構成の異なる集団の死亡率などを比べるときに、年齢構成の違いを調整する方法(年齢調整)である。
3の無作為化は、介入研究で対象者をくじ引きのように偶然で介入群と対照群に割り付ける方法である。
対象者を条件ごとに選ぶ本問の方法とは異なる。
4は正しい。
5の多変量解析は、分析の段階で複数の要因を統計的に同時に調整する方法である。
図解